今まで在籍した会社を退職し、新しい職場への転職してしばらく経ってから「あれ、仕事をあまり教えてもらっていない」と気づくことがありませんか?中途採用で入社、即戦力として期待されているのだから仕方ない、と思って諦めが経験をしたことがありませんか?
即戦力として期待されて入社したのだから仕方ない、業務は前職と一緒だとはいえ、仕事のやり方(進め方)が前職と一緒とは限りません。むしろ違う方が多いのではないかと思います。
違っている場合、中途採用で即戦力を期待されて1,2日だけの簡単な研修や仕事の大まかな説明だけですぐ、本格的な業務をすることに違和感を感じていらっしゃる方と一緒に、中途採用で仕事を教えてもらえないことが一般的なことなのか、一緒に考えていきます。
加えて私自身の経験から思うことをお伝えします。
最後までお読みいただけますと幸いです。
中途採用で入ったが仕事を十分教えてもらえない理由はなぜ
即戦力を期待され入社した転職先で、十分に仕事を教えてもらえない理由として考えられるものは以下の3つが考えられます。
社内の風潮(社風)
1つ目の理由は社内の風潮です。たとえば、最初の1,2日は社内制度や規則を教えたあとは「現場で実際にやってみる」といったことが当てはまります。
マニュアル自体は存在こそしているものの、内容がごく簡単もしくは大雑把な流れに限り、あとは実際のOJTで足りない業務をご自身でメモして、ご自身のマニュアルを作り上げるといったイメージです。
また、教育制度自体は十分だとしても「中途社員向け」の教育制度がそろっていないことも該当します。
実際、パート・アルバイトとして仕事をするのにも関わらず、実際の研修を1ヶ月取ってくれる企業があった一方で、マニュアルは無いに等しく、口頭もしくは今までのメールやチャットのやりとりを遡り自身でスプレッドシートにメモして、空いた時間に一つのファイルにまとめる必要がある企業での経験もありました。
上記2つの違いは、社内の風潮(社風)の違いだといえます。
業務が忙しすぎて教えてもらう時間を取ってもらえない
2つ目の理由として、転職先の配属先がいつもせかすような環境でかつ、一人一人の担当する業務量が多いため、ご自身が求められている業務の進め方やわからないことを教えてもらえないまま時間が過ぎます。その結果として、見よう見まねで業務を進めていかざるを得ない、という環境も中途採用で入ったが、仕事を教えてもらえない理由の一つです。
まずは業務をしてもらってわからないところを質問してくるのを待つ
3つめの理由しては、転職先の中途採用者に仕事を教えるやり方が積極的なやり方ではなく、まずは簡単に「○○の業務をしてみてください」と指示をだし、自由にやってもらいながら、わからないところが出たらその都度、教えるやり方を採用している場合です。
社会人経験の年数が少ないまま初めての転職をされた方や、入って数日しか経っていない方、質問をすることを躊躇しがちな傾向がある方にとって、このような仕事を教えるやり方を取る企業での業務は、厳しいと感じることは容易に想像がつきます。
中途採用で入社された方への仕事は簡単に教えることで物足りるでしょうか
即戦力を採用したからといって仕事の進め方はすべての企業で一緒でしょうか
中途採用で採用した方に「即戦力」を求めることは、一般的だと思います。理由は採用するにあたっての業務経験の度合いなどを面接や採用書類で確認して採用しているからです。
ただ、業務経験があるとはいえです。
会社が違うと、いくら業務経験があるとはいえ業務の進め方ややり方が180度変わることはあります。全く前職とやり方が同じだということがあるとすれば、それは公的機関に出す書類の書き方、提出方法に限られてくるのではないでしょうか。
あくまでも自身の経験では、同じ業務で全く同じ業務の進め方はありませんでした。企業の数だけ、多少でも業務のやり方は違います。
中途採用で入社された方に簡単に仕事の説明をして終わるのは不十分
企業の数だけ、同じ業務経験があっても業務の進め方ややり方が違う以上、中途採用で入社された方に、簡単な説明をしただけで業務に取りかかってもらったり、入社間もない方に業務で見たり聞いたりしたことをまとめ、ご自身でマニュアルを作るようにするのは不十分だといえます。
まとめ
「即戦力」として中途採用で入社された方への仕事の教え方は、今までのご経験があるとはいえ、業務内容の経験があるとはいえ、簡単な説明で終わったり、実際の業務を見てもらいながら覚えるなどのOJTで十分とはいえません。
企業が変われば、業務の進め方ややり方は多少なりとも異なります。会社も変わるので、仕事のやり方だけでなく、会社の組織体系や配属された部署以外の部署が何をやっているか、社内理念や向かう方向性などをすべて新卒で入社された方と全く同じではなくても、再度教育するという感覚を持ってもらえればいいかと感じています。
再教育をするという感覚を持つことにより、中途採用された方がわからなかったことをクリアにすることができると同時に、トラブルに見舞われたときに焦ることがへる、業務を進める時の引き出しが増えるなど、いいことづくしであると同時に、転職先を間違ったかなと悩む方も自ずと減ってくるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント