朝が来るとなかなか起きづらく、仕事を休みたいけど甘えなのでは?と思うことは誰にでもありますよね。他の人に迷惑をかけてしまう、お客さんに迷惑をかけてしまうことに後ろめたさを感じ、仕事を休みたいと思うことが甘えだと思って落ち込むほどに悩んでいませんか?
仕事を休みたいと思うことは甘えではありません。
理由があるからこそ、仕事を休むことが甘えだと感じてしまうのです。
当記事では、なぜ仕事を休みたいと思うことが甘えだと思ってしまうのかについての理由や状況を変えることができるかについて対処法を考察していきます。
最後までお付き合いください。
そもそも仕事に行きたくないと思うのは甘えなの
仕事をしていると、人間関係がうまく行っている、仕事が嫌いじゃなくても体調が悪くなくても、仕事に行きたくない日はあると思います。
やる気がでない日は、人間誰だってありますよね。そんな時に「えーい、サボっちゃえ」と思って休むことは「甘え」だと思い詰める必要などないです。
サボった次の日は、サボった日にやるはずだった仕事を取り返せばいい。モヤモヤした気持ちで行って、大きなミスをしたり嫌な気持ちになってますます落ち込むより、すっきりした気分で次の日に仕事に向き合う方がまだいいです。
ただし、やる気がでない日が長く続き休む日が増えていく場合は、自身が今どのような気持ちで仕事をしているのか、仕事がそもそも合っているのかを見つめ直す時間を作ってみてはいかがでしょうか。
今の仕事との相性が合っていなくストレスがますます溜まっていき、ひどい場合は精神的に追い詰められることにも繋がりますので、気をつける必要があります。
仕事に行きたくないのが甘えだと思う理由は
仕事に行きたくない理由を見てきましたが、ではなぜ仕事に行きたくないことが「甘え」だと思ってしまうのでしょうか。
仕事を行きたくないと思うには2つの理由があります。
自分に対してとても厳しい
仕事をすることでお金をもらっているのだから、与えられた仕事はきちんとこなさいないといけないと思っていませんか?
みんなそう思って仕事をしているのだから、仕事に行きたくないと思ってしまうとまわりから「違う考えを持っている」、と思われることを恐れたりしてしていませんか?疎外感が自分自身に対してとても厳しくしている原因である可能性があります。
真面目だから
自分に対してとても厳しい理由とほぼ同じですが、お金をもらっているのだから仕事は休まず、期日までにきちんと仕上げないといけないと真摯に向き合う、つまり真面目だからです。
真面目に仕事に向き合わないと、「あの人は仕事を甘く見ている」と思われることを怖いと思ってしまうようです。
仕事を休みたい理由について
まず始めに言えることは、仕事を休みたいと思うことは甘えではないということです。
仕事に行きたくないのには、どこかに理由があります。
下記に挙げる4つの理由に当てはまるかを一緒に見ていきましょう。
通勤がつらいと感じていないか
職場まで通勤する電車の人の多さや電車に乗っている時間の長さに辟易し、つらいと思ってしまうことはありませんか?また勤務時間が往々にして長い場合は、帰宅時間がおそくなることにより、翌朝に疲れを引きずったまま電車で通勤することになります。これはつらいですよね。
体力がない人にしてみると、長い時間立ったまま電車に乗って通勤するだけでもつらいのに、仕事が終わって帰りも同じような状況だと仕事に行きたくないと思うのはごく自然のことです。
休み明けがつらいと前の日の夜から感じていないか
楽しい週末も終わり、今日から仕事だと思うとつらいと思うことがあります。特に重要な仕事が週明け一発目に入っていたりすると、余計に行きたくないと思ったりしますよね。
職場においての人間関係の構築がうまくいっていないと感じていないか
職場において、人間関係・コミュニケーションがうまく行っていない場合、仕事に行きたくないと思うこともあるでしょう。
ここでいう人間関係とは職場だけに限らず、お客さんとの信頼関係ができていないことも人間関係の構築がうまく行っていないことに当てはまります。
同僚から厳しい言葉を何度も投げかけられる、ハラスメントを受けている、部署間の連携が取れていないといったことが当てはまります。
※ハラスメントとは上司から部下だけでなく、部下から上司も当てはまります。
真面目に業務に取り組んでいる人ほど、みんな人間関係をうまく行かそうと頑張っているのに、私だけ人間関係がうまく行ってないからといって、仕事に行きたくないと思うことは甘えている、と思いがちです。
任されている仕事が合っていないと感じていないか
自分がやりたいと思って入った会社なのに、実際にやっている仕事が違っていたり、思っていた業務量よりも多すぎるなどのミスマッチから、定時までに処理できないと思うようになってきます。
でも仕事だから、最初希望していたところと配属が違っていたりするのは会社では当たり前のことだと思うことで、我慢し続ける結果としてストレスが溜まっていくようになってきます。
指摘され続けることで自分の能力が不足していると感じたり劣等感を感じていないか
中途で会社を変わったり、新人で入った会社では、仕事に慣れるまでに多少なりとも時間がかかってしまうため、業務が思ったようにスムーズに進まないことに「もしかしたら、そもそもの能力が劣っているのでは」と思うことがあるようです。
また、大きなミスをしてしまい自信がますます失われていくうちに、「仕事に行く自信がない」と思うようになり、同僚と比べて落ち込んだりすることで、仕事に行きたくないと思うようになる、でも仕事だから休みたいと思うのは甘えだと感じがちになるようです。
仕事に行きたくなくても「甘え」と思わないための3つの対処法
仕事に行きたくないと思っていること自体、「甘え」ではありません。「甘え」と思わないようになる対処法を3つ見ていきましょう。
信頼のおける同僚もしくは上司へ相談してみる
ご自身のまわりに信頼できる同僚や上司がいるのであれば、まずはご自身が「仕事に行きたくないのは甘え」なのかどうか、相談してみてはいかがでしょうか。
状況がわかっている同僚や上司であれば、こんなこと相談していいのかと思わず、相談してみましょう。ポイントは、相談しても大丈夫だと信頼できる同僚や上司であることです。
もし、相談できる同僚や上司がいない場合は、会社の人事部や産業医に相談することももちろん可能です。
公的な機関の相談窓口で相談してみる
会社に相談することがはばかられる場合は、公的機関の相談窓口に相談に行くという対処法もあります。
厚生労働省のホームページには「悩み別 相談窓口情報等を紹介するサイト」が掲載されています。
会社に悩みが漏れることはないので、積極的に活用してみましょう。
専門医もしくはカウンセラーに相談してみる
会社の産業医に相談することに抵抗がある場合は、病院に行く前に「臨床心理士」や「公認心理士」といった専門家に相談してみるという手段があります。
第三者に話すことで安心して、会社にも話せないようなことも相談できます。
それでも・・・という場合は専門医に相談してみましょう。
ご自身の精神的な状態で相談する先を選ぶことで、悩みをしっかり打ち明けることができます。
配置転換を申し出てみる
もし、相談しても解決できない場合は、会社に対して配置転換を願い出てみることも一つの対処法です。
上記の専門医やカウンセラーなどが、現在の職場における仕事に向いていないと判断されたり、自身が行っている業務に不満や不安がある場合、配置転換や異動することで環境がかわり、仕事を休みたいが甘えだという考え方がなくなる、もしくは少なくなる可能性があります。
上司に相談してみるといいでしょう。
働き方を変えてもらうように上司に相談する
通勤が苦痛だというのであれば、在宅勤務やフレックス制のように時間を自分自身でコントロールできる働き方もあります。
会社の就業規則を一度確認してみて、在宅勤務やフレックス制が導入できる項目がある場合、一度上司に掛け合ってみてもいいでしょう。
休職する
いろいろと試しても好転せず、専門医から休職を勧められた場合は心療内科などを受診し、診断書を会社に提出し、休職することも対処法の一つです。欠勤でも構わないなら、上司に相談して無給にはなりますが仕事から離れてみるのも同様です。
休職することで、仕事の悩みから一旦離れリラックスすることで休養に専念することも可能です。
病気と診断され、診断書を提出し休職する場合は「傷病手当金」という制度を利用し、経済的な支援を受けられる場合もあります。
退職・転職する
今の精神的な状態が続いても、働きたいという意志があるなら思い切って会社を退職し、新しい環境に転職するという方法もあります。
ご自身で転職先を転職サイトで探すのもよし、転職エージェントを活用して一緒に転職活動をすることも可能です。
環境を変えることにより、悩みが減る可能性大です。
まとめ
仕事を休みたいと思うことが甘えだと悩んでいる方へお伝えしたいことは、仕事を休みたいと思うことは甘えではありません。
何かしらの理由があるから甘えだと思ってしまうのです。
体調が悪かったり、通勤時間の長さや勤務時間の長さ・業務量の度合いや思っていたことと実際の業務が違っていたことへの不満など理由は人それぞれです。
一人で悩まず、信頼できる第三者や同僚、上司などに相談してみるといいでしょう。
この記事を読んでいただくことで、少しでも悩みもしくは悩むことによるストレスを減らす参考になれば、嬉しいです。
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