仕事をしていると、うまくいくこともあればそうじゃないときもあります。特に責任感からおかしいと思いつつ仕事を続けているとメンタルがおかしい、もしかして限界?と感じることはありませんか?
当記事では仕事を続けて行くなかでメンタルがおかしい、限界?と感じたときの対処法を解説していきます。
仕事でメンタルがおかしい、限界だと感じる理由
仕事をしているなかで、自身でメンタルがおかしいかもしれない、もう限界と感じてしまう理由があります。
思いあたる節はありませんか?体調が悪いのはメンタルの不調から来ている可能性もあります。
理由は6つあります。以下に一緒に見ていきましょう。当てはまる理由があるかもしれません。
仕事を完璧に仕上げようとしている
性格的にご自身が几帳面であったり、頼まれたことを完璧にして上司に報告をしようとしていませんか?期日が迫っている仕事だと特に休日であるにも関わらず、休日返上で仕上げようとしてしまいます。また、期日に提出できたとしてもミスや仕事の進め方を指摘されると落ち込んだりすることで、ミスや指摘が気になる、もしくは引きずってしまうことでもしかしたらもう自身がここで仕事をしていくことに限界を感じてしまうことがあります。
同じ仕事をしている同僚と比較をする
同じ内容の仕事をしている人が複数人いると、比較をすることも原因です。客観的にみると結果を出しているのにも関わらず、同僚が出している結果が自身よりも多いと、「仕事ができない」と感じてしまい、比較し続ける状況が続くと、メンタルが追い詰められていくことで自信を少しずつ失い、もう今の職場で仕事をしていくことは限界、と感じる理由の一つとなります。
人間関係がこじれている
最初は人間関係がうまくいっていたが、ミスや指摘が増えていくことで上司や同僚への不信感が溜まっていき、そのうちまわりが全て敵に見えるようになってきます。今までできていたPDCAもできなくなり、アドバイスが非難されていると感じるようになります。結果、仕事に対するモチベーションがますます下がっていき、今まで普通にできていた仕事のルーティンさえ抜けてくるようになります。
また、チャット等のコミュニケーションツールの発達も人間関係がこじれる理由の一つです。チャットなどで投稿される文章は投稿者の本音がストレートに刺さり、投稿者本人は悪気なく本人にチャットをしても、受け取る側はストレートに受け取ることで傷つき、壁が知らず知らずのうちにできる。人間関係がこじれるきっかけとなり、自分を客観視することができなくなり、今の職場での仕事に限界を感じてくる理由です。
仕事が合わないうえに仕事量が多い
もともと、今まで経験したことのない業界に入って慣れていないうちから、研修期間が短いもしくはあまり研修を受けてないうちから仕事を普通に任されることで、毎日の業務時間が増えていく状況のなかで、達成感を感じることが少なくなり、自信が少しずつ無くなっていくうちに、仕事をすること自体に苦痛に感じるようになり、仕事をする自身を肯定することができなくなってきます。結果、メンタル的に辛くなり、今の職場での仕事をすることが限界だと思うようになってきます。
正当な評価をされていないと感じ不満がたまる
仕事がうまく行かなくなったり、人間関係がこじれてくることで孤立感を感じるようになります。上司も人間ですから、そのうち評価が下がってくることが起こると「あれだけがんばっているのにきちんと見てくれていない」と感じてくるようになり、不満がどんどん溜まってくることも、気づかないうちに仕事をしているなかで、メンタルがおかしくなってきて、職場での就業に限界を感じてくる理由の一つです。
休みがなかなか取れない環境にある
規模が小さい会社だと、休みを取っていても人手不足で、休みの日でもメールチェックや電話対応をしなければいけないなどの環境で、休みの日でも完全に休むことができない環境にいると、常に緊張感を持ったまま休日を過ごす結果、疲れが溜まっていき仕事でミスを招いたり、休みを取るためにはこの会社を変わったほうがいいのでは、という思いを抱くことで職場での就業に限界を感じることが出てきます。
仕事で限界を感じたりメンタルがおかしいと感じるサイン
今の職場での仕事に限界を感じたり、メンタルがおかしくなっているのではと思うサインは体に出ます。
体に出てくるサインは3つです。見ていきましょう。
朝起きても疲れが取れていない
一般的に睡眠時間は7時間以上寝るのが理想だと言われています。7時間寝ていても朝、疲れがとれないという状況の場合は眠りが浅くなっている可能性が大きく、体にサインがでている証拠です。
眠れないか眠れても目が頻繁に覚めてしまう
今まで普通に眠れていた時間に目が冴えていて眠れない、もしくは眠れることができても目が覚めないような時間に目が覚めてしまう、何度も覚めてしまう状況に場合、体にサインが出ている状態です。
翌日の朝、体がだるいと感じることが増えていませんか?
休みや遅刻が増えてくる
朝起きても疲れが取れていない状態であったり、眠れていても頻繁に目が覚めることで十分な睡眠が取れていないと朝起きることができず、休むことや遅刻をすることが増えてきます。これも体にすでに出ているサインです。
仕事に限界を感じたりメンタルがおかしいと思った時にできる対処法は
仕事に限界を感じる、メンタルがおかしいのではないかと思った時に対処できる方法はあります。
以下に5つの対処方法を見ていきます。
全く会社に関係のない第三者に相談してみる
仕事に対して限界を感じていたり、メンタル的に辛いと思っている場合は会社に関係のない友人や家族、もしくはカウンセリングを受けさせてくれる機関で相談をしてみましょう。
第三者に相談するメリットは、職場に相談内容がもれないことです。心に溜まったストレスを吐き出すことだけでも、気が楽になる場合があります。
また、カウンセラーなどの専門家に相談することで、気分が楽になるような癒やしを貰える可能性があります。
自分の仕事が合っているかどうか考えてみる
自分の仕事が、本当に自分に合っているかどうかゆっくり考えてみましょう。今の仕事でやらされているという感情がある場合、もしかしたら今ご自身がしている仕事が合っていない可能性があります。
人それぞれには得手・不得手があります。今ご自身がしている仕事は得意分野でしょうか?それとも不得意分野でしょうか?見直してみましょう。
休日は自分の好きなことに集中してみる
趣味がある場合、仕事のことを忘れて趣味に没頭するといいでしょう。休日に仕事のことを考えたり仕事をすることで、休みを十分に取ることができません。外に出て散歩をしてみる、好きな映画をみる、音楽を聴くなど仕事のことは忘れて好きなことを思う存分にしましょう。
辛いと思うことを書き出してみる
仕事で辛い、限界だと思ったりメンタル的におかしいんじゃないかと思ったら、簡単にノートに書いてみましょう。書いてみることで、なぜ今の状態なのかを把握することができ、どうすれば今の状態から抜け出すことができるかを考えることができます。
たとえば、今日あった嫌な出来事をまず書き出します。その次になぜ、そうなったのかの原因を分析します。
それから、自分が嫌な出来事に合った時にどう思ったか書き出します。
最後に、どうすれば次に同じような仕事が来た時に嫌な思いをしなくてすむだろうかと分析して書き出します。
原因と経過・処法を書き出すことによって自分を客観視することができ、次に同じようなことが起こった時にすぐに対処することが可能になります。対処できれば、自分は嫌なことがあっても対処できるんだ、という自信に繋がります。
辛いときは仕事の量を減らす配慮をしてもらう
仕事をしていて、メンタル的にも辛く限界を感じている場合、特に判断を要する仕事については減らしてもらう配慮をしてもらうことも一つの対処法です。
仕事を引き受けることでプレッシャーを増やすことにならないためです。
特別休暇と有給休暇を組み合わせたりして普段より長めに休みを取ってみる
会社によっては夏休みや特別休暇があるところがあります。就業規則などを確認したり、在職期間が長い人に聞いてみましょう。
また、有休については年5日取得義務が法で定められたこともあります。普段有休を使う機会がない場合はこの機会に「特別休暇」と「有給休暇」を合わせて使うことで、いつもより長めの休みを取ります。
特別休暇や有給休暇には、会社に休む理由を話す義務はありません。何をやっても誰にも文句を言われることはありません。
有休だけでも5日あります。少し長めの休みを利用して脳を休めてみませんか。もしかしたら休みのあと、少しだけでも前向きになれる可能性があります。
上記でもだめだと思った場合
対処法を試してみても、解決できないなと思った場合は一旦職場を離れるという選択・休職という方法もあります。
休職する場合は、今在籍している会社の就業規則を確認して休業できるか確認してみましょう。短期間の休職であれば有休などを使って休むことが可能です。
ただ、長期間の休職をする場合は医師の診断書が必要という規程を定めている会社が多いです。自分がいつ頃からメンタル的に辛くなって、体にサインが出始め自身の仕事に限界を感じ始めたかを記録したうえで、心療内科に相談してみましょう。
心の状態に限界を感じる前に、心療内科を受診するということは一つの手段です。
休職しても改善できないと思うときは、思い切って環境を変えることも選択肢の一つです。
もちろん、定期的に入ってきた収入がなくなったり、次の仕事を探す活動を始めたり、失業保険を受けるための手続きをするための行動が増えますが、一旦、環境を変えてみることで自身の気分をリセットすることができます。
まとめ
仕事が順調に行っているときは何もストレスを感じなかったりすることが、順調に行かなくなるとストレスが増えてきます。
ストレスをそのままにしておくと、仕事をすることが嫌になってきます。そのうち精神的に追い詰められ、人間関係が悪くなったり、ちょっとしたことでまわりが敵に見えてきたりするように。仕事のパフォーマンスもだんだん落ちてきて、休日に休むことができなくなりストレスのサインが体に出始めます。
眠れなくなり、朝も疲れを引きずったまま仕事を続けていると、不安がつのり続けメンタル的にも辛い状態を引きずり続け、今の職場に限界を感じてくるようになってきます。
無理をせず休むという選択肢、休んでも無理だと思えば転職という手段を取ることで自身を守りましょう。
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